マリア・コリナ・マチャド氏は8日午後、かつらを着けて変装し、ベネズエラからの脱出を開始した。ベネズエラの野党指導者であるマチャド氏は、ノーベル平和賞を受け取る式典に間に合うよう10日までにノルウェーに到着しようと試みていた。マチャド氏はベネズエラの独裁主義的指導者ニコラス・マドゥロ大統領に立ち向かったことで、ノーベル平和賞の受賞が決まっていた。彼女はまず、1年にわたって潜伏していたカラカス郊外から、小型船が彼女を待ち受ける沿岸部の漁村まで移動しなければならなかった。脱出作戦の関係者に近い人物によると、非常に神経を使う10時間の移動の過程で、マチャド氏と彼女の脱出を手助けする2人は、軍の検問所10カ所を通過したが、そのたびに身柄拘束を回避した。マチャド氏はその後、真夜中までに海岸に到着したという。
ノーベル平和賞マチャド氏、ベネズエラ脱出の極秘作戦
変装して軍検問所10カ所を通り漁船で国外に移動、プライベートジェットでノルウェーへ
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