米海軍は4日、ホルムズ海峡でのイランの支配を打破すべく、誘導ミサイル駆逐艦2隻をペルシャ湾に派遣した。イランに対する主導権の奪還を狙う、トランプ政権の危険な賭けの始まりを告げる動きだ。ドナルド・トランプ大統領が打ち出した新構想「プロジェクト・フリーダム」はペルシャ湾内に足止めされている船舶の海峡通過を支援するものだが、米国が依然として戦況に影響を与え得る一方で、ホルムズ海峡の現状を打破する能力の限界も浮き彫りにしている。トランプ氏は交渉で自らの要求をイランに受け入れさせたい考えだが、イラン側はトランプ氏に勝利を与えまいと決意を固めている。同時に、プロジェクト・フリーダム作戦は米軍要員や商船にとってリスクを伴う。商船の大半は、イランが攻撃しないという明確な保証がなければ、依然として同海峡の通航を拒否している。