「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

【片づけのプロに聞く】多すぎる子どもの作品、写真に撮って残しておく基準とは?Photo: Adobe Stock

子ども作品はどうやって残す?

 思い出の紙は、必ずしも紙で残す必要はありません。むしろ、紙は時間の経過とともに劣化していくので、見る影もなくなることがよくあります。

 特に、お子さんの作品を残している方に注意していただきたいのが、どんぐりや木の葉など自然界のものを使った作品です。これらは時間がたつと変なにおいがしたり虫がわいたりすることがあるので、そのまま残しておくのはおすすめしません。

 幸い、今の時代は、簡単に写真に撮ってスマホ保存することができます。データで残せば永遠にきれいに保存できるので、活用しない手はありません。

 ところが、これはこれで問題があります。
なんでも写真に撮っているため整理が追いつかない問題」と、「容量がすぐにいっぱいになる問題」です。

写真で保存する基準は「オリジナリティがあるか」

 1つ目の解決策は、なんでもかんでも保存しないこと。

 これはスマホ保存などデータ化一般の落とし穴でもあるのですが、なんでもかんでも保存してしまったら、どこに何を保存していたかも忘れてしまい、結局見返さなくなってしまうのではないでしょうか? ですから、保存するときにセレクトすることが大切です。

 ちなみに、作品などをスマホ保存するときの私の基準は「オリジナリティがあるか」です。

 私の場合、子どもの作品は、同じテーマでみんなが同じように作ったものはべつにいいかなと思って保存しませんでした。

 いっぽう、保存したのは、お母さんやお父さんを描いた絵など、見た目が違う対象物を独特の感性で描いたようなものたちです。

 ご自身がお稽古事をされている方も、作品がたまっていくこともあると思います。その場合も、「オリジナリティがあるか」を基準にするとかなり厳選されていくので整理がラクになりますよ。

*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。