「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

【その紙捨てないで!】ためこんだ紙の中から出てくる「お金に変わる紙」ベスト3ためこんだ紙からは、お宝がでてくることが多い! 写真:著者提供

ためこんだ紙には、眠れるお宝が!

 ためこんだ紙の片づけはまさに宝探し。金目の紙を発掘していきますよ。

 ここで改めて、金目の紙についておさらいしておきましょう。

「金目の紙=お金に変わる紙」です。その紙があることで、お金が手に入るかどうか。それが判断基準になります。ですから、昔の給与明細が出てきたとしても、それは金目の紙ではありません。金額が載っているだけの、ただの紙です。

 それでは、ためこんだ紙から出てくる金目の紙には、どんなものがあるのでしょうか? トップ3を発表します。

1 不動産関係の紙
 これは資産そのものです。関係書類一式(詳細は本書のP173)は大事に保管しておきましょう。親御さんから譲り受けた田舎の土地の権利書などを、いつか調べようと思ってそのままにしている方もよくおられます。値打ちがないのに固定資産税だけ支払っているとしたら大損なので、早急に対処しましょう。

2 確定申告で使える控除の紙
 確定申告は5年前まで遡って申告できます。ですから、控除で使える紙を発見したらかき集めていきましょう。なお、年金生活者で確定申告をしていない方も、申告すると還付になるケースが多いです。確定申告をして住民税の非課税世帯になれば医療費や介護負担が減るので大変お得です。

3 最終学歴の証明書・資格の証明書
 これらは、実は金目の紙です。技能を紙で証明することで、住宅ローンを借りやすくなったり、受験や就職活動で優遇されたりすることがあるからです。ただし、とっておくのは一番難易度が高いレベルのものだけでOKです(英検3級と2級を持っているなら2級だけ残す)。

 これ以外にも、前述したように、封筒に入った現金や、古い預金通帳、保険証券が出てくることもあります。慎重に宝探しをしていきましょう。

*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。