決算報Photo:PIXTA

デジタル化や脱炭素の潮流が加速し、物価高の影響も続く。足元ではトランプ関税も、企業にとって大きな試練となりそうだ。本連載では、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析する。今回はSGホールディングス、ヤマトホールディングスの「物流」業界2社について見ていこう。(ダイヤモンド・ライフ編集部 笠原里穂)

SGHD、ヤマトHDともに増収
中間決算ではそれぞれ減益、赤字

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下の物流業界2社。対象期間は2025年7~9月期の四半期としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・SGホールディングス(佐川急便)
 増収率:11.2%(四半期の営業収益4152億円)
・ヤマトホールディングス
 増収率:8.0%(四半期の営業収益4694億円)

 SGホールディングス、ヤマトホールディングスともに前年同期比で増収となった。

 26年3月期の中間決算では両社とも前年同期比で増収となっているが、利益面ではSGホールディングスが営業利益、最終利益ともに減益、ヤマトホールディングスはいずれも赤字となっている。

 増収にもかかわらず、それぞれ減益、赤字に陥った要因は何だったのか。

 一方で、両社とも通期予想では営業利益を前期比増益と見込む。その事情とは。

 次ページでは、各社の増収率の推移を紹介するとともに、詳細を見ていく。