札幌市はジンギスカンやラーメン、白い恋人など、北海道の名物が揃う街としての存在感が強く、函館市は夜景や朝市、海鮮のイメージが定着している。小樽市は運河沿いの街並みや、スイーツのブランド力も高い。
首都圏近郊エリアがトップ10入り
短い滞在でも満足できる
今年のランキングで目を引くのが、鎌倉市・箱根町・軽井沢町の首都圏近郊エリアが、揃ってトップ10入りしたことだ。
田中社長は、「いずれの地域も、短い滞在でも満足度を得やすい環境が整っている」と分析する。
旅行スタイルが多様化し、長期滞在だけでなく短い休暇旅、テーマを決めた旅、自然だけを求める旅など、「この地域なら何を楽しめるか」が明確な地域ほど、訪れる候補に入りやすくなる。
これから旅行計画を立てる人にとっても、それぞれの市区町村が持つ魅力の違いが、目的地を選ぶうえで重要な判断材料となるだろう。
(フリーライター 西嶋治美)







