ベネズエラで強権体制を築いてきたニコラス・マドゥロ大統領は、5000万ドル(約78億円)の懸賞金がかけられ、2020年に麻薬テロの罪で起訴されたが、これまで「アンタッチャブル(手出しできない存在)」と見られてきた。米国は3日午前、ベネズエラに対する軍事攻撃を行い、マドゥロ氏は妻と共に米国に移送された。マドゥロ氏は、麻薬の密輸やテロリストとの共謀の罪などで米ニューヨーク州の連邦裁判所で裁判にかけられる予定だ。パム・ボンディ米司法長官は同日、マドゥロ氏と妻のシリア・フローレス氏は「間もなく米国の法廷という米国の地で、米国の正義の全面的な裁きを受けることになる」と述べた。米検察当局は、マドゥロ氏が「太陽のカルテル」を率いていると主張。この組織は軍幹部や政府高官らで構成される緩やかなネットワークで、20年以上にわたりコロンビアのゲリラ指導者から数百万ドルに上る賄賂を受け取ってきたとされる。検察によれば、ゲリラ側はコロンビア政府と戦うための資金を得るため、数千トンのコカインをベネズエラ経由で米国や欧州に送っていた。
マドゥロ大統領、米国で裁きの場に 「手出しできない存在」から一転
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