調べたり「なぜ」を繰り返して追求していくと、恣意的に作られたルールや型が出てきます。そういったルールや型を「ずらす」ことが、私がいつもやっている方法です。もともと持ってる面白さがわかりやすく浮き出てきます。
ルールや型そのものは、みんな当たり前のものだと思っています。でも、ずらして見せるとその違和感に気づくし、うまくずらせば一般性のある面白さになって笑ってもらえる。
日常に潜むおかしさを「現実のここ変だよね」と言ったところで、その日常に生きている人には「でもそういうものでしょ?」と言われてしまう。それを乗り越えるためにずらして面白さを抽出します。
教科書などの硬い型は
さらに面白く料理できる
ずらし方をさらに具体的に説明します。
ずらす元となるルールや型として一番わかりやすいのは堅い型です。例えば、役所の申請文書や、会社の始末書です。
これは組みやすい相手です。型が堅いと、普通のことを書くだけで面白くなります。補助金の申請書の理由欄に「うまい棒食べたいから」って書けば、それだけでおもしろい。
ビジネス文書のテンプレート集はなにを書いたら面白くなるのか?という大喜利の問題集です。
私はむかし、会社支給の携帯を割ったことがあります。お尻のポケットに入れて居酒屋の板の間に座ったら割れてしまいました。始末書を書きましたが、再発防止策の欄に「座布団を使う」って書きました。これも堅い型に普通のことを書くだけで面白くなる例です。この始末書はちゃんと受理されました。
企画ではないところでの面白さの例を出してしまいました。
ずらすネタとして使いやすい鉄板のネタは「教科書」です。堅くて誰もが知っているから、キラキラしたものと組み合わせると、それだけで面白い。逆のものの組み合わせですね。
さきほどのペリーの開国も稲作も教科書ネタでした。カルチャーが細分化して、誰もが知っているコンテンツが少なくなっている今、いちばん太いコンテンツは教科書です。







