失敗イメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

「面白い企画を考えろ」と言われた瞬間、手が止まってしまった経験はないだろうか?そんなとき、デイリーポータルZ編集長がよく使うのが、「ずらす」手法だという。笑える記事を多数生み出してきた筆者の、「面白い!」の作り方を徹底解剖!※本稿は、デイリーポータルZ編集長の林 雄司『「面白い!」を見つける 物事の見え方が変わる発想法』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

物事を「ずらす」ことで
「面白い」は簡単に生み出せる

 私は「ずらす」という言葉をよく使います。面白いと思ったことを、別のジャンルのものに当てはめることを「ずらす」と呼んでいます。それは表層をまねてみたり、構造をあてはめたりいろいろです。

 抽象的になったので具体的に説明します。たとえば、会社員が作る典型的なパワーポイントの提案資料には「型」があります。挨拶からはじまり、提案内容、メリット、スケジュールがあり、最後はエモーショナルな言葉で締める。これはこれで面白いですよね。「社会人」という常識を外すことで見えてくる面白さです。

 それを歴史に当てはめると、その「型」のおかしさが浮かびあがります。

図表:「パワーポイント」という型に「歴史」を当てはめる同書より転載

 ペリーが開国を迫ったとき、大陸から稲作がやってきたとき、シチュエーションをずらすことで「型」の面白さがわかりやすくなりました。