写真はイメージです Photo:PIXTA
「楽しい」「広い」といった感想を、ついそのまま文章にしてしまう人が多い。しかし、デイリーポータルZの編集長は、こうした表現を言い換えるだけでグッといい文章になると語る。デイリーポータルZの独特な読ませる文章は、どのようにして作られているのか?ライティングの真髄を編集長みずから明かす。※本稿は、デイリーポータルZ編集長の林 雄司『「面白い!」を見つける 物事の見え方が変わる発想法』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。
自分の感情よりも
実際にした行動を書く
ここでは具体的に『デイリーポータルZ』で書く方法を例にとって具体的な方法を解説します。主に読んでもらう方法について説明します。
混同しないでほしいのですが、あくまでも企画は自分優先です。でも、自分が発見した面白さを発表する以上、誰かに伝わってほしい。だって最高だと思っているんだから。
わかりにくいことでも、伝え方をわかりにくくする必要はありません。わかりにくいことだからこそ、わかりやすく伝える必要があります。
文章は感情より行動を書くと一般性が出ます。
例えば、「楽しかったね」と言っている人が、そう言いながらスマホを見てたら、その言葉より態度のほうが正直ですよね。逆に、全然面白そうな態度じゃなかったけど、帰りにSNSに「楽しかった」って書いていた、とか。それはどう捉えていいか分からない行動ですけれど、その人の得体の知れなさは伝わる。
自分のことでも「屋根が変な形で感動しました」と書くよりも、「屋根の形が面白くて、信号を1回待って写真を撮りました」と行動を書いたほうがリアリティがある。







