写真はイメージです Photo:PIXTA
大人の日々は「選択」の連続です。ピンチをチャンスに変えるには、どうすればいいのか。高い評価や人望や信頼をたくさん得られるのは、どっちの選択肢か。微妙な状況への立ち向かい方を通じて、より大きな幸せをつかめるトクな道を探りましょう。
※「お悩み」は編集部で作成した架空のモデルケースです。
今回の「お悩み」
寒い日にコートを着て取引先の事務所を訪問。もちろん、着いたときはコートを脱いでからチャイムを鳴らした。
打ち合わせが終わって帰ろうと立ち上がったら、先方が「寒いので、どうぞここでお召しください」と言ってくれた。
しかし、本来は外に出てから着るのがマナーである。素直に従うか、「いえ、大丈夫です」と断わるか……礼儀正しいのはどっち?
選択のポイント
会社でも個人宅でも、訪問時には建物の外(複数の会社が入っているビルならビルに入ってから)でコートを脱ぎましょう。脱いだコートは、裏地側を表に出して2つ折りで畳んで手にかけて持つのがマナー。これは、外のホコリを持ち込まないための配慮です。
行くときはそれでいいとして、難しいのは帰り際にいつコートを着るか。
基本は外に出てからです。ただ、会議室なり応接室なりで、先方が「寒いので、どうぞここでお召しください」と言ってくれるケースがほとんど。迎えた側は、そう促すのがマナーです。
とはいえ、促されたからと素直に従っていいものかどうか。転居の挨拶の「お近くにお越しの際はお立ち寄りください」のように、単なる社交辞令だとしたら、「おいおい、ホントに着ちゃったよ」と心の中で笑われてしまうかもしれません。
結論から言うと、ここは素直に従うのが礼儀正しい対応です。「ありがとうございます。お言葉に甘えて」とお礼を述べつつ、その場で着させてもらいましょう。
どんなに丁寧な言い方だろうが、断わるのは相手の気遣いを踏みにじる失礼な行為です。断わったからといって「なんて礼儀正しい人なんだ」と思われることはありません。
ただし、着た直後の所作には注意が必要です。やりがちなのが、まだ先方の会社や家の中にいるのに、無意識にコートの表面のホコリをはらう仕草をしてしまうこと。脱ぐタイミングや着るまでの流れが完璧だったとしても、それをしてしまったら台無しです。








