米金融大手JPモルガン・チェースは、同業ゴールドマン・サックスからアップルのクレジットカード事業を引き継ぐことで合意した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。JPモルガンはアップルのクレジットカードの新たな発行会社となる。今回の合意は提携カード事業としては最大級で、利用残高は約200億ドル(約3兆1400億円)に上る。1年以上にわたる交渉の末、合意に達した。土壇場で難航しない限り、合意は近く発表される見通しだ。合意に至れば、クレジットカード分野におけるJPモルガンの地位がさらに確固たるものとなる。ゴールドマンの失敗に終わった消費者向け融資事業の最終章が締めくくられることになる。今回の合意は、決済がスマートフォンや腕時計などのデバイスを通じて行われることが増えている時代に、米国で最も影響力のある2社の関係をより緊密に結びつけると予想される。JPモルガンはアップルの顧客という忠実な顧客基盤を獲得して、より多くの金融商品を売り込むことができる。アップルは広範な消費者基盤を手に入れ、より多くの自社製品の販売と資金調達につなげることができる。