Photo: Kelsey McClellan for WSJ
米国の外食業界は、ピザの人気がピークに達したかどうかを見極めようとしている。
業界データによると、かつて米国で2番目に多いレストランの業態だったピザ店は、現在ではコーヒーショップやメキシコ料理店に数で抜かれている。ピザレストランの売上高の伸びは何年もファストフード市場全体の伸びを下回っており、今後の見通しもそれほど明るくない。
「ピザ業界は今、激変の渦中にある」。米ピザチェーン大手パパ・ジョンズ・インターナショナルの最高財務責任者(CFO)兼北米プレジデント、ラビ・タナワラ氏はインタビューでこう述べた。「それが消費者から伝わってくる声だ」
米ピザチェーン店パイオロジーピッツェリアの親会社は昨年12月に連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用を申請した。アンソニーズ・コール・ファイヤード・ピッツァ・アンド・ウイングスやベルトゥチーズ・ブリック・オーブン・ピッツァ・アンド・パスタの親会社などもすでに破産申請を行った。
ピザはかつて米国の大都市以外では目新しく、個人経営の店や、赤い屋根のピザハットのようなチェーン店が成長する余地があった。専用の段ボール箱と大勢の配達ドライバーのおかげで、ピザは手間のかからない食事を求める人々にとってテイクアウトの定番となった。
現在、ピザ店は互いに、そして他のファストフードと価格競争を繰り広げている。フードデリバリー用アプリの登場により、米国民はより幅広い料理や選択肢を手にするようになった。家族で1枚20ドル(約3200円)のピザは、5ドルのファストフードセットや冷凍ピザ、あるいは家庭料理と比べると割高に感じられる。
主要なピザチェーン店は事業の見直しを進めている。ピザハット、パパ・ジョンズ、そしてパパ・マーフィーズの親会社は、売却などの戦略的な動きを検討している。ブレイズ・ピッツァやモッド・ピッツァなどの中規模チェーンは、ブランドの立て直しに取り組む中で、この2年間に店舗を閉鎖してきた。







