ハンバーガー店でロボット活躍、米外食産業に自動化の波ニューヨーク・マンハッタンの新興外食チェーン店では、注文の入ったランチメニューをロボットアームと従業員が一緒に準備する

 米メキシコ料理チェーン、チポトレ・メキシカン・グリルの創業者スティーブ・エルス氏がニューヨークで新たに立ち上げた外食チェーン、カーネルでは、ロボットアームがハンバーガーの植物性パティをひっくり返し、組み立てラインのベルトコンベヤーで皿に盛られた料理を移動する。最後に人間が仕上げを行い、持ち帰る顧客のためにきれいに袋に入れる。

 興味本位で来店した客たちは、ガラス越しにロボットアームの様子が見えることや、店内の殺風景で工業的なスタイルに最初は戸惑った。エルス氏は7月初め、約10日にわたって店舗を一時閉鎖。座席を設け、絵を飾り、暖かい配色と柔らかな照明を採り入れるなど、実際に食事を提供するスペースだと分かる手がかりを加えた。