膨大な金融データを蓄積し、ウォール街にプレミアム価格で販売するビジネスは長年、安定した収益モデルのように考えられてきた。だが、そこに人工知能(AI)チャットボット「クロード」が登場した。急成長中のAIスタートアップ、米アンソロピックが法律業務を自動化する新たなツール群を発表した。これを受け、今週は信用格付け・金融情報サービス大手のS&Pグローバル、指数算出会社MSCI、インターコンチネンタル取引所(ICE)、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)、金融情報サービスのファクトセット・リサーチ・システムズなどの株価が軒並み急落している。アンソロピックのクロード搭載アシスタント「Cowork(コワーク)」向けに登場した法務対応プラグインは、金融データとはあまり関係がないように思われた。それにもかかわらず、従来型の取引所運営業務からデータ・分析販売に軸足を移そうと長年取り組んできたLSEGの株価は3日に13%急落し、4日午前はさらに一段安となった。
AIがウォール街の「ドル箱」直撃、金融・法務データ銘柄急落
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