「上司に期待される人」と「ダメ認定される人」に分かれる決定的瞬間【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院の第4外科で、庄司という指導医の元で研修中だ。庄司は若い頃に担当した23歳のがん患者と向き合い、考え続けていることがあった。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第60話「分かれ道」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公は25歳の研修医・斉藤英二郎。彼は今、永禄大学附属病院(永大病院)第4外科で研修中だ。斉藤の指導医は庄司という優秀な医師だが、彼は若い頃に担当していたがん患者・児玉典子(23歳)との出会いが医師としてのターニングポイントになったようだ。

 児玉は、ステージ4のすい臓がんで、余命半年と診断されていた。高額な未承認薬での治療などにも挑戦したが、結果はうまくいかなかった。経済的な負担はもちろん、死と向き合うことにも限界となり、亡くなってしまった。

 庄司の同僚・宇佐美は治療中の児玉と結婚。しかし結局助けられなかったこと、半ば強引に抗がん剤治療に踏み切ったことについて後悔している。

 庄司と宇佐美は、教授に「君達の行った治療は本当に正しかったと言えるのですか?」と尋ねられた。

 庄司は治療の方針について後悔はしていなかった。ただ未承認薬だったため経済的な負担が大きい問題について訴えた。

 それに対し、宇佐美は「私は抗がん剤そのものに反対です」「人はいつか必ず死ぬのに、生を強いる事しかできませんでした」と激しく後悔する。

 教授らは庄司に期待する一方、宇佐美に対しては「あいつはもうだめだ」とあきらめる。

 庄司の経験を聞かされた斉藤が感じることとは――。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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