それでね、その金額だとね、息子の扶養に入れないのよ。息子は独身で、同じところに住んでるから所帯が一緒でしょ。あたしが扶養に入ったら控除額が増えるから税金が安くなるのに、入れないのよ。

 確かね、158万円以下が扶養に入れるのかな。年金が年間160万円だから、ほんの1、2万円の差。それで扶養に入れないなんてね。ほんの狭間でなんの控除もない。生活保護の人が10万円だか7万円もらえるんだって。働かないほうがかえっていいのかなっていつも思っちゃうよね。

 年金以外に、何も入ってなかった。保険屋さんってそんなもんなんよ。お客さんにはすすめてたけど、あたしは子供二人育てていかなきゃならなかったから、保険を払う余裕がなかったよ。

 はい。じゃあ、スマホの勉強してきます。

インタビュー後のアフタートーク!

 この方のお話を聞いて、電話した窓口の方の対応や説明は、充分だったのかなぁと疑問を持ちました。実は、窓口で対応する職員の方には、年金制度の知識について差があるようなのです。

『聞くのがこわい年金の話 年金、いくらですか?』書影『聞くのがこわい年金の話 年金、いくらですか?』(梅子の年金トーク!、興陽館)

 知識不足だけでなく、対応自体が悪い職員の方もいるらしく、トラブルになったり、不満を持ってしまったという方の話も聞いています。

 相談をする私たち側は、感情的になりすぎないように努め、職員の方の説明をしっかり理解しましょう。

 そして、相談される側の職員の方たちには、私たちは、生活がかかっているということをわかってほしいと思います。

 ぜひ一人ひとりに寄り添ったアドバイスや、心あるお声がけをしてくれることを本当に願っています。

【インタビュー教訓】職員だって人間、知識の差もあるし感情的にもなる。お互いに落ち着いて相談しよう!