入居後に判明する「隣人の騒音」や「日当たりの悪さ」。住んでみないと分からないトラブルにどう備えたら良いのでしょうか? 今回は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』著者の藤井氏と、株式会社CHINTAIの若手社員・中村氏、ベテラン社員・杉山氏を迎え、後悔しない新卒のお部屋探しについて議論します。(進行:ダイヤモンド社・森)

一人暮らしPhoto: Adobe Stock

入居後の後悔ランキング、1位は「騒音」

――新卒で一人暮らしをしてみると、自分に合う条件で選んだはずなのに、住んでみて失敗したというケースも多いと思います。

CHINTAI 中村: そうですね。弊社で提供している「CHINTAI安心パック」というサービスのアンケートによると、早期退去したい理由の上位はやはり「騒音」や「近隣トラブル」です。

部屋探しと就活は似ている? 後悔しない新卒のお部屋探し株式会社CHINTAI アンケート調査より

CHINTAI 杉山: こればかりは住んでみないと分からない部分ですね。中には「嫌がらせを受けた」という深刻なケースもあります。CHINTAIではそういった「入居してみないと分からないトラブル」に備えて、住み替え費用を補償するサービスも展開しています。

「条件の洗い出し」は就活の企業選びと同じ

藤井智也(以下、藤井): お話を聞いていて思ったのは、部屋探しの優先順位付けって、就活の企業選びと全く一緒だなってことです。

CHINTAI 中村: 確かに似ていますね!

藤井: 就活生も、最初は条件を洗い出せずに「年収」だけで選んで失敗することが多いんです。部屋探しも同じで、まずは自分にとって何が大事か(家賃なのか、広さなのか、新しさなのか)を全部出した上で、優先順位をつける手順が大事ですよね。

CHINTAI 杉山: おっしゃる通りです。実は弊社では高校生向けに、家庭科の副教材として部屋探しの知識を学ぶ冊子を提供しています。そこで「希望条件を整理しよう」「譲れないトップ3は何か」といったワークショップを行っています。

藤井: それ、大学生の時に知りたかったです(笑)。条件ごとのメリット、例えば「インターネット無料だと月3000円浮く」みたいな具体的なベネフィットが分かると、学生も判断しやすくなりますよね。

地域によって違う「敷金・礼金」の常識

――最後に、地域によるルールの違いなどはありますか?

CHINTAI 中村: 北海道は二重窓が標準だったり暖房設備が違ったりしますね。あと関西では「敷引き」という独特の慣習があります。敷金の一部が返還されず、そのまま償却されるシステムです。

CHINTAI 杉山: 更新料がない代わりに敷引きがあったり、月途中での解約でも末日までの家賃が必要だったりと、地域ルールは意外とあります。

藤井: 礼金についても気になります。礼金がない物件は人気がないからですか?

CHINTAI 杉山: 大家さんの意向が大きいですね。「礼金なし」にして初期費用を下げて早く入居してもらいたい場合もありますし、逆に人気物件なら強気の礼金設定にする場合もあります。礼金の有無だけで物件の良し悪しは決まりませんが、初期費用を抑えたいなら狙い目ですね。

CHINTAI 中村: 部屋探しは「いつまでに引っ越すか」という期限と、「家賃の上限」を決めることが失敗しない第一歩です。ぜひ情報を集めて、納得のいくお部屋を見つけてください。

――ありがとうございました。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する対談記事です