底堅い消費が経済成長のエンジンとなっているPhoto: Lucía Vázquez for WSJ
米経済の主要指標は、新型コロナウイルス禍前のどの時点よりも説得力を持って、一様に好ましい方向を指し示している。インフレ率は低下している。労働市場は持ちこたえている。成長は堅調だ。
これは一時の状況であり、最終的な判断ではない。だが、景気後退を伴わずにインフレが緩和するソフトランディングの達成に、経済が最も近づいた状態だ。わずか4年前、多くのエコノミストは、それは不可能だと述べていた。昨年4月、経済がソフトランディングに近づいていた時には、急激な関税引き上げにより、予測担当者はインフレの再燃を警戒する事態となった。
現在は、景気後退を伴わずにインフレが米連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%に戻る可能性が再び現実味を帯びている。
13日に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数が前年同月比2.5%上昇した。これは、2021年にコロナ禍による物価急騰が始まって以降で最低の水準だ。この数字は昨秋の政府機関閉鎖によるデータの空白により人為的に抑えられているが、それでも過去3年間のそれぞれの年初にインフレ低下のシナリオを狂わせた年初の物価圧力があまり強くなかったことを示している。
11日に発表された1月の雇用統計では、失業率が4.3%に改善し、非農業部門雇用者数は予想を上回る13万人の増加となった。







