米実業家のイーロン・マスク氏とジェフ・ベゾス氏の争いは、両者が月を巡って直接競い合うことになった今、さらに熱を帯びていくことだろう。何年にもわたり火星到達に向けた道筋を描いてきたマスク氏は先週、自身が率いる宇宙企業スペースXが月に軸足を移すという意外な発表を行った。同氏は月に「自律的に成長する都市」を建設したい意向だという。この方針により、マスク氏は競争相手のベゾス氏と宇宙事業で同じ戦場に立つことになった。ベゾス氏は、月に注力することで自らのロケット企業ブルーオリジンに優位性をもたらすことができると確信してきた。アマゾン・ドット・コム創業者の同氏は長年、工場の設置を含め月面基地の利点を強調してきた。