米ペンシルベニア州ウェストチェスター在住のマックス・カロッツァさん(20)は昨年12月17日、暗い部屋にこもり、ドナルド・トランプ米大統領が国内経済について演説する様子を食い入るように見つめていた。「『最も熱い』と言ってくれ、頼む」と画面に向かって懇願した。そして、その瞬間がやって来た。「米国は世界で最も熱い国だ」とトランプ氏は断言した。「やった!」とカロッツァさんは叫び、拳を突き上げた。大型小売店のマネジャーを務めるカロッツァさんは、トランプ氏が「最も熱い」と発言するとの賭けを見事的中させ、64ドル(約1万円)を手にした。この様子はライブ動画配信プラットフォーム「トゥイッチ」で配信された。こうした「メンション市場」のトレーダーたちは、カルシやポリマーケットなどの予測市場プラットフォームで、政治家や経営者、有名人がさまざまなイベントでどんな発言をするかに賭ける。これは、米国の何にでも賭ける文化の最新トレンドだ。同国ではスポーツ、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン、ミーム株(はやり株)への賭けがスマートフォンを数回タップするだけで可能になっている。
「発言」予測市場の人気爆発、トランプ氏も賭けの対象に
有名人が発する言葉を予測する「メンション市場」の人気が高まる一方、不正を疑う声も
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