◆部下のミスは「やる気」のせいじゃない…チームを潰すダメ上司のNG行動
「病院に行っても治らなかった不眠の悩みが解決した」「普段なかなか寝ない子どもがスヤスヤ眠った」――感謝の声、続々! 睡眠専門医も納得の2万人を救った「快眠メソッド」を初公開。夜、ぐっすり眠れないという不眠の悩みを医者や睡眠導入剤に頼る前にやるべきこと。それは、寝心地を大きく左右する寝具の見直し。加賀百万石の歴史都市・金沢で江戸時代に創業し、289年の歴史を誇るふとん店「眠りにまっすぐ乙丸屋」の12代目店主は、不眠に悩む人やもっとぐっすり眠りたいという人に向けて、快眠のアドバイスを施して評判だ。初の著書『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)では、寝具を味方にして快眠に導き、仕事に家事に最高のパフォーマンスを発揮できる「60+プラス1」の方法を、さまざまなエビデンス(科学的根拠)とともに徹底指南! 医者や学者が語ってこなかった素朴にして最も影響の大きい「寝具」の視点から、あなたを快眠に誘う。医学監修:森川恵一(日本睡眠学会総合専門医)
※本稿は、『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
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部下のミスが増えたら、まず疑うべきは「睡眠」です
部下のミスが立て続けに起こったとき、マネジメントを担うあなたはどう対応しているでしょうか? 部下のミスが続くと、つい「仕事に対する意識が低い」「最終確認が甘い」と、本人の精神面や態度の問題として片付けてしまいたくなるものです。しかし、そこでまず疑うべきは「睡眠」です。
睡眠が浅く不足している状態では、人間の注意力、記憶力、そして的確な判断力は著しく低下します。とくに新年度などの繁忙期は、新入社員だけでなく教える側の先輩社員も忙殺されがちです。チーム全体に「睡眠負債」が溜まった状態で現場を回していれば、必然的に業務上のエラーや事故率は跳ね上がります。
この状況を「もっと気合いを入れろ」といった精神論で締め付けようとすると、職場の空気はたちまち荒廃してしまうでしょう。
管理職の睡眠が乱れると、職場の空気が荒れます
さらに厄介なのは、睡眠不足による悪影響が「個人のミス」だけにとどまらない点です。睡眠不足は、人間の感情の振れ幅を大きくします。交感神経が優位な緊張状態のまま朝を迎えてしまうと、些細なことで怒りや焦りが表に出やすくなるのです。
管理職がイライラしていると、指示の出し方が無意識に強圧的になります。その結果、部下は萎縮し、最も重要な「報・連・相」が滞り、やがてミスが隠蔽されるという最悪の連鎖が生まれます。だからこそ管理職は、睡眠を「個人の体調管理」の枠を超えた、安全で健全な「チーム運営の土台」として扱う必要があるのです。
できる上司は、叱る前に「回復」を設計します
この問題に対する正しい解決策は、部下の根性を鍛え直すことではありません。適切な業務量の設計、夜の良質な睡眠に向けた導線の整備、そして正しい睡眠環境の啓発です。
「寝床内気象(布団の中の温度や湿度)」や「寝姿勢」を整えるという考え方は、個人の回復効率を劇的に上げるための立派な実務スキルです。上司が打つべき最初の一手は、まず「睡眠を削ってまで働くこと」を職場内で正当化しないこと。部下に対して、具体的な「回復の型」を手渡せる上司こそが、結果的に人材育成のスピードを速めます。
部下のミスを減らし、チームの成果を最大化する最短ルートは、厳しい叱責ではなく、確実な「回復」なのです。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。








