AI界著名人、わが子に「仕事の未来」どう助言ILLUSTRATION: DAISY KORPICS/WSJ, GETTY IMAGES

 米人工知能(AI)新興企業アンソロピックの共同創業者ダニエラ・アモデイ氏が潜在顧客やビジネスパートナーと会うとき、別れ際に相手が恥ずかしそうにこんな質問をすることがある。「私の子どもは大学で何を勉強すべきでしょうか」

 何しろアモデイ氏は、自社の「クロード」などのAIモデルが仕事や経済をどのように変革しているかを最前線で観察できる立場にある。どこの親もこうした変革に懸念を抱いている。

 われわれはアモデイ氏をはじめとするAI分野のリーダー5人に、自分の子どもたちの将来についてどう考え、どのようなアドバイスをしているかを尋ねた。彼らの子どもたちは生後6カ月から26歳までと年齢に幅があるが、親には一つの共通点がある。心配はしているが、びくびくしているわけではない。子どもたちも同じだ。

 各氏の発言は、明確さと長さを考慮して編集した。

マニー・メディナ氏

AIエージェントが行った作業に対して企業が報酬を得るのを支援するプラットフォーム「ペイドAI」の共同創業者

子どもは4人(4歳、9歳、19歳、26歳)

 ほとんどの子どもは親の言うことを聞く。ただ、すぐには言う通りにしない。親は種を植え、水をやり、うるさく言わないことだ。

 短期・中期的に活気づくと思う分野が二つある。一つはエネルギー、もう一つは医療だ。

 太陽以外で最も強力なエネルギー源は原子だ。私は子どもたちに、原子力に関わる方法を真剣に考えるべきだと言ってきた。一番上の子は、ビル・ゲイツ氏が設立した、原子力発電の応用に取り組む企業テラパワーで仕事を得たばかりだ。数年かかったが、彼は私の言うことを聞いた。

 不足が続くもう一つの分野は医療で、特にがんに関するものだ。私の19歳の子どもは、がん治療に核同位体を使用する核医学に進むことを決めた。こうした治療は非常に危険だが、非常に効果的だ。