「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの樺山美夏さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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子どもの「読書離れ」が深刻に
近年、子どもたちの「読書離れ」が深刻な社会問題となっている。ある調査データ(※)によれば、1ヶ月に1冊も本を読まない「不読率」はこの10年で約1.5倍に増加。スマートフォンの利用時間と読書時間には強い相関関係があり、デバイスに触れる時間が長いほど、本を読む時間が失われていく傾向にある。一方で、読書時間が長い子どもほど語彙力が高いことも明らかになっている。低学年のうちの読書習慣が、その後の学力や豊かな感性の土台となるのだ。
だからといって、親が「これを読みなさい」と教育的な本を押し付けても、子どもはなかなか興味を示さないどころか、逆に本嫌いになる可能性もある。大切なのは、スマホよりもおもしろい世界が本の中にあることを、感受性豊かな低学年のうちに知ってもらうことだ。
私の娘の場合、最初に自分から夢中で読み始めたのは「おしりたんてい」シリーズや、ヨシタケシンスケさんのクスッと笑える本だった。どちらも保育園時代に読み聞かせしてあげて一緒にゲラゲラ笑っていたら、娘が自分で声に出して読んでおもしろがるように。彼女の中で「本はおもしろい。早く次が読みたい!」という気持ちが高まっていった。その後、青い鳥文庫をはじめとしたシリーズものにハマり、高学年になると10代が主人公の青春小説を好んで読むようになり、私も同じ本を読んで親子で感想を言い合う楽しみも増えた。
一人で本を読んでみよう
子どもが本好きになるきっかけづくりを、かわいいイラストで後押ししてくれるのが、小学校入学前後に知っておきたい93のルールを紹介した本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』だ。
本書の「ひとりで ほんを よもう」のページでは、子どもが自ら読書を遊びとして楽しむステップが紹介されている。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
②きもちを こめて こえに だして よんでみよう。
③えのなかにも おもしろいものが たくさん あるよ。
④ほんの おはなしを かぞくに おしえてあげよう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』(p107)より引用
読書を生活の一部にするためには、子どもの好きな本がいつもそばにある環境を整え、何よりも「子どもの好みを尊重すること」が、本好きに育てる近道だと保護者へのアドバイスにもある。
まずは、お子さんが「おもしろそう!」と感じる一冊を一緒に探してみよう。本人が手に取った本の表紙を見て、「どんなお話だと思う?」と想像を膨らませるひとときが、デジタルデバイスにはない豊かで楽しい世界への扉を開いてくれるだろう。
※https://benesse.jp/berd/special/childedu/pdf/newsLetter/newsLetter_20251020.pdf









