「お箸を正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本だが、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「電車やバスに安全に乗ろう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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名門小学校が入学前に求めていること
もうすぐ4月。小学校入学の季節である。
最近、都内でも有数の名門小学校に入学する予定の子どもがいる、お母さんと話す機会があった。
その名門小に合格するくらいだから、さぞかし優秀なお子さんだろうし、特に心配なことはなさそうだ。
でも話を聞いてみると、心配なことがあるそうだ。
それは、「一人で満員電車に乗って、安全に登下校できるか」だ。
通う予定の小学校では、小学校1年生から親の力を借りずに電車で通学することがルールとして決められている。しかも、車での送迎は原則NG。
さらに驚いたのは、スマホやGPSを持たせることも認められていないという点だった。
つまり、本当に「自分の力だけ」で通学しなくてはならないのだ。
この話を聞いて、まだ生まれてから6年しか経っていない小学1年生に、そんなことまで求めるのか……と心底驚いた。
電車やバスに安全に乗ろう
だが、よく考えてみると、この学校が求めているのは勉強の力ではない。
電車やバスという公共の場で、自分の身を守りながら行動できるか。その力なのだろう。
電車やバスに一人で安全に乗れるようにするには、親子で何度か一緒に乗車し、ルールを確認しておくことが大切だ。
そのときに役立つのが、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくが学べる『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』である。本書には、「電車やバスに安全に乗ろう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・バスや でんしゃの のりばで ふざけたり はしりまわったり しない。
・のっている ひとが おりてから のる。
・ドアに ふくが はさまらないように ちゅうい。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.89より引用)
特に、「のっている ひとが おりてから のる。」というのは、とても大切なルールだ。
電車やバスは、自分だけの場所ではない。多くの人が一緒に使う「公共の場」である。
その名門小学校が入学前に見ているのも、きっと同じことだろう。
社会のルールを理解し、自分で行動できるか。
それこそが、子どもがこれから社会で生きていくために必要な力なのかもしれない。









