「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)

「人の話をよく聞ける子ども」の親が必ず教えている、4つのルールPhoto: Adobe Stock

人の話を聞くのは基本だけれど…

「先生の話をよく聞いてね」
小学校入学に際して、親は子どもによくこう言う。私も息子に言っていた。

「人の話をよく聞く」のは、社会生活をするうえでとても大事なことだ。
授業の内容はもちろん、これからやることの手順、注意事項、明日の時間割や持ち物…。
聞いていないと何をしたらいいかわからなくなってしまう。

息子は「ちゃんと聞くよ」と言い、学校でも特に困りごとは発生していなさそうなので、ちゃんと聞けているのかなと思っていた。

聞いて理解しているように「見えない」ことも

ところが、2年生のときの個人面談で先生に「話を聞いているのかよくわからないことがある」と言われた。

頷く、返事をするなどの反応があれば先生も「わかっているようだ」と思うし、首を傾げたりすればもう一回言うなどして伝えられる。
しかし、息子はぼーっとしていて反応がないため、聞いているのか、理解しているのかイマイチつかめないとのこと。

ただ、先生が確認すると、ちゃんと聞いていて理解もできていることが多いそうだ。

「大きめに頷いたりしてくれると先生も助かるって伝えてください」とのことだった。

「先生の話をよく聞いてね」というだけでは、反応するところまでイメージできていなかったのだ。

話を聞いて、反応する練習をしよう

小学校入学前後に知っておきたいおやくそくが学べるまいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「ひとのはなしをよくきこう」というページがある。

「人の話をよく聞ける子ども」の親が必ず教えている、4つのルール『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・はなす ひとの めを みよう。
・あいての はなしを きくときは うなずいて あげよう。
・はなしを きいたら へんじを しよう。
・あいてが どんな きもちか そうぞうしながら きこう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.111より引用)

「人の話を聞く」ことを教えるときは、頷いたり、返事をしたりするところまでできるように伝えたい。
さらに、「相手の気持ちを想像する」ことができたら最高だ。

息子のように、一生懸命聞いて考えているほど反応できなくなってしまう子もいるだろう。
親子でこのページを見ながら練習しておくと、少しずつできるようになると思う。

「おうちの方へ」には、「好きな動物や食べ物、遊びなどをテーマにおしゃべりをして人の話を聞く練習をさせるのも役に立ちます」とある。

練習は本当にバカにできない。一回でもやっておいたほうが、早くできるようになるものだ。わが子も、練習をしたことで「あっ、いま反応できていない」と自分で気づけるようになった。
「人の話を聞くときの4つのルール」をぜひ練習してみてほしい。学校生活がスムーズになり、先生や友だちとの良いコミュニケーションにつながるだろう。