
2024年1月からスタートした新NISAは、来年から3年目に突入。新NISAが始まったタイミングでは投資信託の積立をする人が増え、「オルカン」などの大ヒット商品も生まれた。今後もオルカン1本で積立を続けるだけでもいいが、投資に慣れてきた人の中には「もっとほかの商品にも投資してみたい」という思いもあるだろう。そこで、今回はオルカン+αで投資したい、NISAで買えるおすすめ投資信託を紹介!(ダイヤモンド・ザイ編集部)
オルカンの一歩先に進むならアクティブ型の投資信託に注目!
日本株型なら為替リスクがなく、情報収集もしやすい
NISAには所定の投資信託を積立で買える「つみたて投資枠」と、投資信託だけでなく、株などの幅広い商品にも投資できる「成長投資枠」がある。新NISAを機に投資を始めて間もない人は、つみたて投資枠を活用してインデックス型の投資信託を買っているパターンが多い。
特に人気があるのは、世界中の株に丸ごと投資できる「全世界株型」か、世界経済をリードする米国の株に投資する「米国株型」だ。いずれも1本で高い分散効果を得られるため、すでに保有していてパフォーマンスに満足している人は、そのまま積立を続けるだけでも問題はない。
だが、そろそろ投資に慣れてきて、何かほかにも投資がしてみたいということであれば、NISAの成長投資枠を活用し、アクティブ型の投資信託を買うのも手だ。アクティブ型は、対象指数と連動して動くインデックス型の投資信託とは異なり、運用方針や運用を指示するファンドマネージャーの力量によって成績に大きな差が出る。そのため、同じタイプ内の投資信託で比較して、より好成績なものを選ぼう。成績だけでなく、何に投資しているかも把握した上で買いたい。
さて、すでにつみたて投資枠で全世界株型や米国株型のインデックス型投資信託を買っている場合、それに追加して何か買うなら2つの考え方ができる。1つ目は、より利益を追求できるような投資対象を選ぶこと。現状は、幅広い国・業種の株に分散投資しているが、たとえば“成長性の高い業種”などに絞って投資するテーマ株型の投資信託を選べば、より高いリターンを期待できる。また、将来の高成長が期待できる新興国株型も選択肢の1つだ。
一方、為替リスクのある海外株型の投資信託のリスクを抑えたいなら、値動きの仕方が異なる投資対象を選びたい。具体的には、株価と違う値動きをしやすい金(ゴールド)や、為替リスクがない日本株型の投資信託などが挙げられる。
何を選ぶかは人それぞれのリスク許容度や投資プラン次第で、正解はない。強いて言うなら、情報収集しやすく、為替リスクに振り回されないという意味で、日本株型の投資信託は初心者にとっても比較的難易度が低いだろう。






