写真はイメージです Photo:PIXTA
大人の日々は「選択」の連続です。ピンチをチャンスに変えるには、どうすればいいのか。高い評価や人望や信頼をたくさん得られるのは、どっちの選択肢か。微妙な状況への立ち向かい方を通じて、より大きな幸せをつかめるトクな道を探りましょう。
※「お悩み」は編集部で作成した架空のモデルケースです。
今回の「お悩み」
得意先の社長が「いつも世話になってるから」と、お昼に老舗のうなぎ屋さんに連れて行ってくれた。うな重を食べながら「やっぱりうなぎは関東風のふわっと蒸したのに限るよな。皮をパリッと焼いた関西風のうなぎは、どうも好きになれない」と熱く語っている。
そこまで話して「あ、君はたしか関西出身だったな」と思い出して、「関東のうなぎをどう思う?」と難しい質問をしてきた。どっちも好きだが、社長に話を合わせるか正直に答えるか、どっち?
選択のポイント
令和になった頃からでしょうか。食べ物の世界にも「多様性」を受け入れる機運が高まって、「Aはこうじゃないと」「Bはこう食べるのが一番」といった言い方は流行らなくなりました。
しかし、おもに中年以上の世代ですが、調理法や食べ方や産地に強いこだわりを持つことを「カッコイイ」と思っている人は、今も少なくありません。
うなぎは関東では蒸してから焼いてふわっと仕上げ、関西では蒸さずに焼いてパリッと仕上げるのが一般的です。どちらもそれぞれにおいしいし、好みはあるにせよ、どっちが優れているとか正解とかという問題ではありません。
ただ、この社長さんは、うなぎに関して「関東風こそ正義」と思っているようです。高いうなぎをおごってもらっているわけだし、社長さんに話を合わせて「実はぼくも関西風は苦手で、関東風が好きなんです」と答えたほうがいいのか……。
もしかしたら、そんな迷いが生じるかもしれませんが、ここは正直に「どっちも好きです。それぞれおいしいですよね」と返すのがオススメ。無理に話を合わせても、ボロが出るのオチです。それよりも東西の比較をしたりしつつ、うなぎ談議で盛り上がりましょう。
何より大切なのは、目の前のうなぎのおいしさを念入りにホメ称えること。「今まで食べた関東のうなぎの中で、いやすべてのうなぎの中で、ダントツにうまいです」ぐらいのことを言ってもバチはあたりません。そこは、ちょっと大げさだったとしても大丈夫です。








