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大人の日々は「選択」の連続です。ピンチをチャンスに変えるには、どうすればいいのか。高い評価や人望や信頼をたくさん得られるのは、どっちの選択肢か。微妙な状況への立ち向かい方を通じて、より大きな幸せをつかめるトクな道を探りましょう。
※「お悩み」は編集部で作成した架空のモデルケースです。
今回の「お悩み」
足をケガして、松葉杖を突きながら電車に乗った。ケガはかなり回復していて、立っているのがつらいわけではない。
優先席に座っていた70代ぐらいのご婦人が、立ち上がって「よかったらどうぞ」と席を譲ってくれた。自分よりはるかに年上の「お年寄り」に席を譲ってもらうのは気が引けるが、せっかくの好意を受けないのも申し訳ない……。しかも優先席には、そのご婦人のほかに元気そうに見える若者2人が並んで座っていて、どちらもスマホに没頭している。
いろいろ悩ましい状況だが、さてどうする?
選択のポイント
ありがたいお申し出です。松葉杖を突いている姿を見て、気の毒に思ってくれたのでしょう。実際は見かけほどつらい状況ではないとしても、せっかく席を譲ってくれようとしているのに「いえ、大丈夫です」と断わったら、そのご婦人を戸惑わせることになります。
ただ、気になるのがすぐ横でスマホに没頭している若者たち。もちろん、見かけは元気そうでも、優先席を必要とする事情を抱えている可能性はあります。もしそうだとしたら、知らん顔で座り続けていても責められる筋合いも後ろめたく思う必要もありません。
仮に若者たちが元気モリモリだったとしても、言ってみれば「絶対に席を譲りたくないという病」を抱えているわけなので、それはそれで仕方ないと言えるでしょう。いずれにせよ、動こうとしない若者のことはいったん忘れたほうがよさそうです。
ここは「ありがとうございます。助かります」と言って素直に座らせてもらうのが、ご婦人に対する礼儀と言えるでしょう。その上で、ご婦人に向かって「ケガをしていなければ年下の私が席を譲る立場なのに、本当に申し訳ない」と無念な気持ちを伝えます。
やり取りを聞いて、横の若者が「あの、よかったら」と立ち上がるかもしれません。そうすれば、ご婦人もふたたび座れて、めでたしめでたしです。動こうとしないようなら「きっと事情があるに違いない」と考えることで心を穏やかに保ちましょう。








