◆他人のウワサを信じるのはキケン! 思い込みを捨てた育休ママのブレない投資メンタル
育休中に株式投資を本格開始し、わずか2年で資産1億円を築き上げた現役ママ投資家・ちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』。子育てや仕事と両立しながら、どうやって株で稼ぐのか? 株式投資を始めたきっかけから、大きな損失を乗り越え、億り人に到達するまでの試行錯誤、資産4億円超を築き上げた考え方や具体的な投資手法までわかりやすく解説!
イラスト 鳩 さんわ
予想外の「余白」を資産に変える
ライフイベントを投資のブースターにする方法
猛烈に働く会社員生活から一転、産休・育休などのライフイベントは、自身の働き方やお金と向き合う大きな転換点になります。
ママ投資家・ちょる子さんは、2019年1月に第一子の産前休暇に入りました。それまでの多忙な日々から解放され、「休んでいる間も給料の3分の2が保障されるなんて、なんてありがたいんだろう」と、手厚い制度に心から感謝しながら静かな時間を過ごしていました。
制度のフル活用が生む「精神的な優位性」
ちょる子さんのエピソードから個人投資家が学べる第一のポイントは、「利用できる制度を正しく理解し、安心感を得ることの重要性」です。産休・育休中の給付金や会社の福利厚生といったセーフティネットは、収入が減るという焦りを和らげてくれます。
投資において最も避けるべきは、お金への焦りから生じる無謀なトレードです。生活基盤が一定レベルで保障されているという安心感こそが、冷静に相場と向き合うための「精神的な優位性」をもたらします。
市場の「思い込み(バイアス)」にとらわれない
ちょる子さんは産後の生活について、「3時間おきに起こされる」「夜泣きでノイローゼ寸前」といった諸先輩方の壮絶な体験談を聞き、戦々恐々としながら出産の日を迎えました。ところが、生まれてきた長女は「こんなに育てやすい赤ちゃんがいるの!?」と驚くほどよく眠る子だったのです。生後1ヶ月で5時間以上まとめて眠り、むしろ授乳のために起こさなければならないほどでした。
投資の世界でも、「世間の常識」や「多数派の意見」が常に自分に当てはまるとは限りません。「暴落時は絶対に買ってはいけない」「素人に個別株は無理だ」といった市場の思い込み(バイアス)にとらわれすぎると、目の前にあるチャンスを見落としてしまいます。他人の声に耳を傾けつつも、実際に目の前で起きている「ファクト(現実)」を冷静に観察し、柔軟に対応する姿勢が不可欠です。
「予想外の自由時間」を自己投資に全振りする
長女がよく眠ってくれたおかげで、ちょる子さんには「予想外の自由時間」が生まれました。そして、彼女はこの貴重な余白をただの休息や娯楽に使うのではなく、「株式投資の勉強と実践」に充てたのです。この決断が、のちの彼女の投資人生を劇的に進める強力なブースターとなりました。
私たちの日常でも、予定が変わったり仕事が早く終わったりして、ぽっかりと時間が空くことがあります。その「予想外の余白」をただ消費するのか、それとも未来の資産を築くための学びに投資するのか。その小さな時間の使い方の積み重ねが、数年後に圧倒的なリターンの差となって表れるのです。
※本稿は『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。




