◆株で失敗するヤバい理由ワースト2は情報過多、ではワースト1の「ブレブレな行動」とは?
育休中に株式投資を本格開始し、わずか2年で資産1億円を築き上げた現役ママ投資家・ちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』。子育てや仕事と両立しながら、どうやって株で稼ぐのか? 株式投資を始めたきっかけから、大きな損失を乗り越え、億り人に到達するまでの試行錯誤、資産4億円超を築き上げた考え方や具体的な投資手法までわかりやすく解説!

「そりゃ負けるわ…」あれもこれも手を出して大損! 株初心者が絶対やるべき「手法の1本化」とは?イラスト 鳩 さんわ

迷いを消すための第一歩
自分だけの「投資の武器」を見極める

株式投資を始めたばかりの頃、多くの人が直面するのが「どの情報を信じ、どのように株を選べばいいのか」という壁です。

ママ投資家・ちょる子さんは、独学で投資を学ぶ中で、自分自身の「投資の軸」を明確に定めることの重要性に気づきました。彼女のエピソードからは、初心者が迷いを断ち切り、自分だけの勝ち筋を見つけるための大きなヒントが得られます。

株価チャートは投資家たちの「感情の記録」

株式投資の分析手法には、大きく分けて「ファンダメンタルズ分析」「テクニカル分析」の2つがあります。ファンダメンタルズ分析とは、企業の業績や国の経済状況などのデータから、その銘柄の「本質的な価値」を判断する手法です。

一方でちょる子さんが強く惹かれたのが「テクニカル分析」のほうでした。これは、過去の値動きを表す株価チャートの規則性から、未来の価格を予測する手法です。株価チャートの波は、単なる数字の羅列ではありません。「過去にその銘柄を欲しがった人がどれだけいたか」「売りたかった人がどれだけいたか」という、市場参加者の心理や感情がリアルに刻み込まれた記録なのです。

自分にとって「相性の良い武器」を選ぶ

ちょる子さんは投資の勉強を進める中で、「私は、ファンダメンタルズ分析よりテクニカル分析(株価チャート)のほうが相性がいい」と直感的に確信しました。企業の細かい財務諸表や業績を読み解くよりも、チャートに表れる投資家心理を読み解くほうが、自分の感覚にフィットしたのです。

投資の世界には、唯一絶対の「正解」は存在しません。ファンダメンタルズを極めて成功する人もいれば、チャート分析だけで大きな利益を上げる人もいます。重要なのは、一般論としてどちらが優れているかではなく、「自分自身の性格やライフスタイルに合っているのはどちらか」を見極めることです。

彼女は自らの適性を理解し、「株価チャートを読むこと」を何よりも大切にするスタイルを確立しました。

初心者こそ「手法の1本化」で迷いを消す

ここで個人投資家のみなさんにぜひお伝えしたい実践的なノウハウがあります。それは、初心者のうちにあえて「自分はどの武器(手法)で戦うのか」「誰の言葉を信じるのか」を1本化することです。

SNSやネット上には無数の投資情報があふれており、あれもこれもと手を出してしまうと、いざという時の判断軸がブレてしまいます。手法を1つに絞り込むことで、「自分のルールに当てはまらないときは手を出さない」という規律が生まれ、投資につきものの「迷い」を消し去ることができるのです。

自分の武器を絞り込み、それを徹底的に磨き上げること。それが、不確実な相場で着実に利益を積み重ねるための確実な近道と言えるでしょう。

※本稿は『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。