杉村太蔵氏(c)文藝春秋

日本企業の利益は、この四半世紀で約8倍に増えた。それでも賃金は伸びず、多くの人が景気回復を実感できていない。この矛盾を解くカギが「新NISA」だと、元証券マンで元衆議院議員の杉村太蔵氏は語る。「貯蓄から投資へ」の波が起こす日本経済の構造変化の先に、「日経平均8万円時代」があるという。※本稿は、杉村太蔵『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。

四半世紀で起きた
日本経済の構造変化

 2026年2月、日経平均株価は史上最高値を更新し、現在は6万円近くで推移しています。「高すぎる」「もうピークではないか」という声も聞こえてきます。しかし私は、まったく逆の確信を持っています。

 私は10年から15年後、日経平均株価は「8万円以上」になると見ています。今から投資を始めても、決して遅くありません。むしろ、いまこそ日本の大きな波に乗り始める絶好の機会です。

 高市総理も断言されていましたね。

Just shut your mouths.And invest everything in me!(いいから黙って全部オレに投資しろ)

 ここまで言いきる総理大臣というより、国の指導者は珍しいです。では、なぜ高市総理が、ここまで自信をもって言いきることができるのか?その理由は、この四半世紀に日本経済で起きた構造変化を見ればはっきりします。

 そうです。日本企業は想像以上に強くなっているのです。まず、日経平均株価の動きを振り返ります。2009年に7054円98銭という最安値をつけてから、現在はその約8倍にまで上昇しています。