例えば、内腿の筋肉を使って開脚の動きをするマシンがある。始めは股関節が硬いこともあって、まず所定の位置まで足が開かなかった。しかし週に1回、このマシンを使っただけで、3周目を迎える頃には足が開くようになっていた。

 また、最初は軽い負荷でもかなりキツく感じられたが、数回こなすうちに慣れて次の重さにトライする気持ちになってくる。

成長するってうれしい!
トレーニングの効果に感激

 運動は苦手という意識が強かったこともあって、この成長がうれしかった。人は40代からでも、こんな運動初心者でも、着実な進歩があるという喜びである。もちろん、運動能力に長けた人から見れば鼻で笑うような一歩であることはわかっている。しかしこれは己との対話である。

 また、これは家で自力で行うトレーニングとは、まったく違う効果があることは素人でも理解できた。やはりマシンを使うのはそれだけの意味があった。初心者で運動音痴なのだからマシンは不相応だと思っていたが、初心者で運動音痴でもやり方を間違えなければすぐに効果が出るのがマシントレーニングであった。※個人の感想です。

 最初の数回でこれほどの達成感を得られたので、ジムが続くようになった。……というほど現実は甘くない。行けば楽しい、その後のサウナも爽快とわかっているのに、それだけではモチベーションが続かず、例の「明日でもいいや」をぶり返してしまい、月に1回しか行かないことが何度か続いた。

 これが変わったきっかけは、もう一つの別のジムへ通ったことだった。こちらは時間ごとにヨガやピラティスのレッスンが受けられ、基本的に事前に申込みを行う。面倒で続かないかと思ったが、意外にもこちらの方が自分に合っていた。予約しているのだから行かなければと、キャンセルする方が面倒な心理も働き、週に2回きっちりと通うようになったのである。

 この週に2回のレッスンの後、その流れでこれまで通っていたジムでマシントレーニングをして、お風呂とサウナに入る。これが現在のところのルーティンになっている。2カ所のジムに通うなんて少し前の自分からすると信じられないのだが、これがちょうどよくハマっているのだから仕方ない。月額はトータルで1万8000円ほどである。

 ジムへ行く前の心理的負担を減らす自分なりのコツはこれ以外にもいくつかある。いずれも地味なのだが、日常の習慣に運動を取り入れるためには必要であった。