「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「心配な気持ちを落ち着かせよう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
Photo: Adobe Stock
先輩とぬいぐるみの関係
会社とは、老若男女さまざまな人が同じ空間で過ごす場所だ。
そんな中で、感情の起伏が少ない人は一目置かれる。
ある日、ちょっとしたミスが重なって、フロアの空気が少し重くなっていた。
私も落ち着かないまま手を動かしていたけど、
その先輩だけはいつも通りだった。
「これ、先にやっちゃおうか」
そう言って、淡々と仕事を進めていく。
そんな先輩の姿をかっこよく思っていた。
タイミングを見て聞いた。
「◯◯さんは、なんでいつでも落ち着いてるんですか?」
先輩は少し考えて、こう言った。
「なんでだろう……。でも子どもの頃からモヤモヤすることがあると、ぬいぐるみに話してたかも。話すと、ちょっとスッキリするんだよね」
そういえばその先輩、机の端に小さなぬいぐるみを置いている。
もしかしたら、仕事で嫌なことがあったら、心の中で話しかけているのかもしれないと思った。
最近、SNSで「ぬい活」が流行っているのを思い出した。
ぬいぐるみと一緒に出かけて写真を撮ることなどを指す言葉だが、
自分の近くに大切なぬいぐるみがいるというのは、思っているよりも良い効果があるものなのかもしれない。
心配な気持ちを落ち着かせよう
実は、「ぬいぐるみに心配な気持ち」を話すというのは、医学的にも効果が証明されている。
「ぬいぐるみなんて……」と思う人もいるかもしれないが、メンタルを整える効果があるのだ。
小学校入学前後から知っておきたいルールや習慣を93個紹介している本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』という本がある。そのなかには、「しんぱいな きもちを おちつかせよう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
1 じぶんの おまもりに なる ぬいぐるみを えらぼう。
2 じぶんで ぬいぐるみを つくっても いいね。
3 しんぱいな ことを ぬいぐるみに はなしてみよう。
4 ぬいぐるみが しんぱいな きもちを かるくしてくれるよ。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.129より引用)
不安な気持ちは、なくそうとするほど大きくなる。
頭の中にとどめておく限り、整理もできない。
だからこそ、一度外に出す。言葉にして、誰かに渡す。
それが、ぬいぐるみでもいい。
「話すだけで、少しラクになる」
その感覚を知っているかどうかで、日々の心の揺れ方は大きく変わる。
子どものうちに、「不安の扱い方」を知っているかどうか。それが大きな差になる。









