買い時を迷ったときに役立つ
“3つのルール”とは?

「この株、今すぐ買うべき?」「下落を待つべき?」→迷った時に役立つ“3つのルール”【人気投資系YouTuberが解説】お金はこれで増やせます 失敗したくない人のための投資の教科書』(節約オタクふゆこ 著、アスコム、税別1700円)
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 日本高配当株と同様に、米国高配当ETFでも「ほしい配当利回りのタイミングで買う」ことが重要です。

 米国高配当ETFも、買ったらほったらかしでもいいのですが、初回の買いと以降の買い増しはとにかくタイミングが大切だと実感しています。

 これから高配当株投資をはじめる人は、「まずは、とにかく買いたい」という心境にあるはずですが、上昇相場にあって、儲からない配当利回りのタイミングで買ったら意味がありません。そこはグッとこらえて、1カ月でも3カ月でも有利なタイミングを待つ必要があります。

 しかし、下がり続けている相場では、「もっと下がるかもしれない」という不安と闘うことになるでしょう。それは誰も答えを教えてくれないので、現在の配当利回りを見て、「自分はこの利回りで買う」と決めるしかありません。

 この「有利なタイミング」を待つことは、高配当株投資における重要なポイントです。あせって下落していないとき(配当利回りが低いとき)に購入すれば、本来期待していた配当利回りが得られず、目的と合った投資ができていないということになりかねません。

 よって、わたしは自分のなかで、このようなルールをつくって購入しています。

・日本高配当株の場合…その銘柄の配当利回りが3%以上で、その銘柄を購入した場合、わたしのポートフォリオ全体の配当利回りが4%以上をキープできること。
・米国高配当株の場合…最高値から5%以上下落していること。
・購入頻度…2週間に1回、または1カ月に1回くらいのペースで、少額ずつ分散して買い増す。

 マイナス5%はわたしの基準なので、もっとシビアな投資家もいるはずです。

 いずれにせよ、自分なりに買うタイミングのルールを決めないと、その場しのぎの状況判断では相場に振り回されて判断が難しいのです。自分のなかで判断基準をしっかり決めていきましょう。

為替の変化を踏まえて
割安・割高を見極める

 米国高配当ETFの価格は、株価だけでなく為替の影響も受けることに注意が必要です。株価が横ばいでも、為替相場が円高になると実質的な株価は割安になり、配当利回りは上昇します。

 ここでの懸念は、ETFの価格表示は米ドル建てであり、現在の為替で円建てにした場合の価格が表示されないことにあります。つまり、一目ではわかりにくいのです。ドル建てでETFの価格が下がって「ここは買いだ」と思っても、ドル円相場が円安に動いていたら、そのぶん損になります。

 そこでわたしは、自分で「円建て」に変換した値動きのグラフを作成し、最高値からの変動もエクセルで表にしています。その表を使い、直近の最高値から5%減、10%減の目安を立てて、買いのタイミングを図っているというわけです。

 こうした円建てのデータを見る投資ツールもあるのですが、わたしにとっては使い勝手が悪く感じたので、エクセルで計算式を使ってツール化しました。やり方は人それぞれですが、ETFを買うときに為替の変化を頭に入れておくと、失敗が少ないはずです。