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新しい職場で、なぜかすぐに好かれる人がいる一方で、何も悪いことはしていないのに、なぜか距離を置かれてしまう人がいます。むしろ真面目で、仕事もできて、「ちゃんとやろう」としている人ほど、なぜか浮いてしまう。そんな現象に心当たりはないでしょうか。この違いは、能力や性格ではありません。最初の数日で見せる「振る舞い」で、ほぼ決まってしまうと言えるでしょう。(ジェラシー研究家・メンタル心理カウンセラー 清川永里子)
なぜ“優秀なのに浮く人”がいるのか
新しい環境で浮いてしまう人は、決して能力が低いわけではなく、むしろ真面目で優秀というパターンもあります。仕事に対する意識も高い人が多いにもかかわらず、なぜか周囲との距離が縮まらないのです。
厄介なのは、浮いている本人には、その理由がまったくわからないという点です。
「ちゃんとやっているのに、なぜか距離がある」
「悪いことはしていないのに、なぜか打ち解けられない」
そんな違和感を抱えたまま、時間だけが過ぎていきます。その理由は、「周囲の感情」を設計していないことにあるのではないでしょうか。
多くの人は、新しい職場に入ると「早く成果を出したい」「きちんと評価されたい」と考えます。それ自体は正しい姿勢ですが、その“正しさ”が、知らないうちに周囲にプレッシャーを与えてしまうことがあります。
周囲の視点で考えてみましょう。まず新しい人が入ってくると、周囲は「この人はどれくらいできるのだろうか」「自分のポジションは大丈夫だろうか」「上司はこの人をどう評価するのか」といった思いが、それぞれの中に生まれます。
これらの感情は顔や表に出ることはほとんどありませんが、確実にその場の雰囲気にあります。
人は、自分より優れていそうな存在や、自分の立場を揺るがしそうな存在に対して、無意識のうちに身構えるものです。つまり、周囲のこうした「空気」はジェラシー(妬み)の入口にもなり、好かれる人と浮いてしまう人の差に変わっていきます。
この前提を理解しているかどうかで、その後の人間関係の流れは大きく変わってきます。







