ドナルド・トランプ米大統領によるイランの海上封鎖は、数週間にわたる戦争ですでに打撃を受けている世界経済をさらに混乱させる可能性がある。地域的な衝突が世界規模の金融ショックへと拡大し、戦闘そのものよりも壊滅的な打撃をもたらすことも考えられる。イランの港に出入りする船舶に対する米国の封鎖は、逼迫(ひっぱく)している市場で原油供給がさらに不足することになる。またホルムズ海峡を通じて輸送される他の主要商品の供給難が長引き、世界経済に多大な不確実性をもたらすだろう。原油価格は13日に大幅高となり、アルミニウム価格は4年ぶりの高値に急騰した。背景には、世界の主要工業用金属の供給量の約10分の1を生産するこの地域で、供給難が長期化するとの懸念がある。