ふゆこのおすすめ
「投資の名著」3冊

 投資を学ぶといっても、「名著」と呼ばれるすべての本を読む必要はありません。というのも、近年の投資家が書いた多くの本は、すでに古典的な名著に記されたセオリーをベースにして書かれているからです。

 わたし自身もこれまで30冊、40冊と投資本を読んできましたが、そのなかでも「まずはこれから」というおすすめの3冊を紹介します。その他にも読んでほしい本はたくさんあるのですが、学びの取っ掛かりとして参考にしてください。

(1)『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス/日本経済新聞出版)
 1985年の初版以来、世界で100万部を超えるロングセラーとなっている名著中の名著です。著者のチャールズ・エリス氏は著名な投資コンサルタントで、本書では「なぜインデックス投資が最も合理的な戦略なのか」を理論的に解き明かしています。「インデックス投資の強さ」を、より深く理解したい人にぴったりの一冊です。

(2)『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ/フォレスト出版)
 個人投資家であり、投資ブロガーの先駆けとして知られる水瀬ケンイチさんが、難しい理論を噛み砕きながら、「コツコツ投資を続けることが最も確実」という考え方を、実体験を交えて紹介しています。投資初心者でも読みやすく、インデックス投資の本質を易しく学べます。

(3)『ほったらかし投資術』(山崎元・水瀬ケンイチ/朝日新聞出版)
 水瀬ケンイチさんと、経済評論家で投資コンサルタントとして活躍した山崎元さんの共著です。市場を予想しようとせず、長期的な視点でインデックス投資を続ける「ほったらかし戦略」の具体的な方法を解説しています。投資にかける時間を最小限にしながら、成果を最大化する考え方を学ぶことができます。
「S&P500はオワコン!」「次にくる株はこれ!」ネットの投資情報に踊らされる人が知るべき“バフェットの名言”お金はこれで増やせます 失敗したくない人のための投資の教科書』(節約オタクふゆこ 著、アスコム、税別1700円)
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 これら3冊はいずれも、「長期のインデックス投資が最も合理的である」という共通のメッセージを持っています。

 理論と実践の両面から学べる、信頼できる入門書として、最初の一歩にぜひ手に取ってみてください。

 わたし自身、基本的な考え方として「資産形成はインデックス投資だけで十分」と考えています。高配当株投資は、あくまでも「楽しむためのもの」として行っており、資産形成の軸はあくまでインデックス投資です。そのため、みなさんにもまずはインデックス投資の理論武装をしてほしいと思っています。

 この考えは、YouTubeの発信でも、メディア出演や講演の場でも繰り返しお伝えしてきました。

 理論を理解すると、「インデックス投資がスタンダードな理由」「他の投資戦略にあるリスク」「コア・サテライト投資や分散投資の意味」などがはっきりと見えてきます。すると、他の投資法を過信したり、メディアの煽りに振り回されたりすることがなくなってくるはずです。