中東の米同盟諸国が代替防空システムを模索している。6週間にわたるイランの攻撃によって防空兵器の備蓄が枯渇したためだ。兵器の再配備に向けた争奪戦が始まっている。米国とイランの間で脆弱(ぜいじゃく)な停戦が成立する中、米国の主要な同盟国であり、米国製兵器の最大顧客でもある中東諸国は、防空網を迅速に強化すべく世界中に目を向けている。サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)は、韓国製のミサイル防衛システムや、空中で標的に衝突するウクライナ製の迎撃ドローン(無人機)、さらには伝統的な米国製ガトリング砲に白羽の矢を立てている。さらに、英国の新興企業ケンブリッジ・エアロスペースなどの最新機器にも注目している。英政府は10日、ドローンやその他の弾薬を迎撃するために設計された小型・低コストのミサイルを湾岸諸国に供給すると発表した。