
── 御社の成り立ちを教えてください。
松本 健康食品関連の会社で十数年働いた後、独立起業を考え、商材を探していました。そのときに、有機農業関連の仕事をしていた主人から薦められたのが、発芽玄米です。
「発芽玄米はこれからお米の主流になっていく。さらに有機米で作れば最高の米ができるのではないか」。そう提案する主人のつてで、「粋き活き農場」という秋田県大潟村の有機米農場に相談し、独自製法の発芽玄米を作っていただきました。それが「発芽玄米 芽吹き小町」。2000年に販売を開始し、26年たった今も弊社の看板商品であり続けています。
代表取締役・松本多美枝(まつもと・たみえ)氏。1951年生まれ。大学中退後、75年ジャパンヘルス入社、99年に同社を退社した後、アイリッツを設立。2021年に代表取締役退任も、23年に再度代表取締役に就任し、現在に至る。
── 発芽玄米 芽吹き小町の特徴は?
松本 最大の特徴は、有機玄米を籾殻が付いたまま発芽させていることです。一般的な発芽玄米は籾殻を取り除いた状態の玄米を発芽させますが、有機栽培の米を籾殻が付いたまま保存しているので、その状態での発芽が可能になります。
── 籾殻が付いたまま発芽させると、どんなメリットがあるのでしょうか?
松本 玄米に含まれるギャバ(GABA)の含有量が上がることです。
ギャバはγ-アミノ酪酸の略で、アミノ酸の一種、つまりうま味成分です。籾殻の内側には発芽のための酵素があるので、発芽率が非常に高く、ギャバも増えやすいのです。発芽玄米 芽吹き小町のギャバは、100g中36〜43mgと他社商品の数倍はあります。ギャバは血圧を下げたりストレスを緩和したりする効果があるといわれていますし、何よりお米のうま味が増します。
また玄米は食べたときにパサつくというイメージがありますが、この製法だと玄米を覆ったロウ層が発芽時に薄くなるので、パサつかないのです。
この製法は特許を取得しました。発芽玄米では日本で最も早い段階で有機JASマークを付けた商品でもあります。







