先週、習近平国家主席は台湾人の魂を巡ってあからさまなパフォーマンスを行った。これは、中国が太平洋地域を支配するためには戦争を必要としないことを示すためのものだった。必要なのは静かな部屋と長い握手、そして目をそらしている米国だけだ。ホワイトハウスが中東への対応に没頭している間、人民大会堂の東ホールは習氏と鄭麗文氏の14秒間にわたる握手の舞台となった。鄭氏は、親中の台湾最大野党・国民党の主席(党首)だ。中国の軍艦の影が台湾海峡でちらつく中でも、一発の銃弾も発射せずに服従に向けた前進を示すことを意図していた。国民党の指導者が前回習氏と向かい合ったのは2015年のことで、その際の雰囲気は慎重で対等と呼べるものだった。シンガポールのホテルという中立的な場所で開催された対等な者同士の会談だった。当時、習氏と国民党の馬英九氏は、表面的にも対等であることを示すために公式の肩書きではなく、お互い単純に「氏」を敬称として使った。