台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席は4月、中国の習近平国家主席と会談した。台湾の主要野党党首としては10年ぶりとなる。その鄭氏が1日、中国政府を代弁するようなメッセージを携え、2週間の予定で訪米する。平和使節団と銘打たれているが、米中の地政学的な重みも帯びている。中国は米国に対し、自治権を持ち、中国政府の統治権を認めない台湾への支援を見直すよう求めている。鄭氏は、台湾で2028年に予定される総統選挙の有力候補で、国民党は伝統的に中国に対して融和的な姿勢を示している。鄭氏の米国民に向けたメッセージは、既に台湾の憲法の下では、台湾と中国本土が一つの中国の一部であるという原則が支持されているというものだ。鄭氏は、現政権ではなく自身こそが台湾海峡の安定を保証するのに最も適した指導者だと主張している。