Photo:MITSUBISHI MOTORS CORPORATION
デビューから19年たっても、フルモデルチェンジはゼロ~それでも今年、過去最高の販売台数を記録したのが、三菱の4WDミニバン「デリカD:5」だ。初代iPhoneと同い年のこのクルマは、なぜ変わらず……いや、どんどん売れているのか。試乗してわかったその魅力とは。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
痛めた肩、放っておけば治るかと思いきや……
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
2月のニセコで転倒した際に痛めた右肩の痛みがいつまでたっても引きません。普通にしていれば特に痛みも無いので、放っておけばそのうち治るだろう、と得意の「放置療法」で1カ月ほどやり過ごしました。
転機は先々週末の宮崎です。ウェットを着るのにも難儀するほど肩が痛む。しかしせっかくの宮崎です。エイヤと海に入り、うまい具合にリップカレントに乗って沖に出たまでは良いのですが、パドリングの際に激痛が走り、全く波乗りになりません。文字通り「這々の体」で岸に逃げ帰りました。これはイカン。
帰京してトライアスロン仲間の女性整形外科医、蔵本理枝子先生が院長を務める「いとう整形外科」へ。すぐにレントゲンとMRIを撮りました。
右が蔵本理枝子医師。サーファーなので灼けてます Photo by Ferdinand Yamaguchi
後日医院を訪れて診断結果を聞くと、「腱板部分断裂および関節唇損傷」とのこと。肩の腱が半分切れて、関節の縁も傷んでいる。「結構な重症よ。サーフィンはしばらく禁止。これ以上切れたら手術だからね」と容赦がありません。
腱板断裂に関節唇損傷。またやってしまいました……
まずは痛みを取らなければなりません。エコーガイド下でステロイド注射。キシロカインとデカドロン。こちらは保険適用なので比較的安価。これでしばらく様子を見ます。
注射は怖い。子供の頃から注射が嫌いで、小学生の時には集団予防接種会場から脱走した経験があります Photo by F.Y.
注射をして、そのまま痛みが引いてリハビリで機能が改善すればそれで良し。ですが快癒までに相当な時間がかかるケースもあるという。今年の夏は棒に振るのか……と私が泣きを入れると、ならばと理枝子先生が勧めたのはPFC-FD療法です。自分の血液から成長因子を濃縮・フリーズドライ化し、患部に注射する最新の医療方法なのだそう。自費診療で多少お値段は張りますが、早く治るのならそれに越したことはありません。時は金なり、であります。
その場でお願いをしたのですが、「また後日来てください」と。そんな面倒な……なんで?
後日採血のため、再びいとう整形外科へ Photo by F.Y.
自費と保険は併用ができないので、痛み止めの注射と同じ日に自費治療のための採血を済ませることができないのです。歯医者では自保併用が認められているのに、整形外科はダメ。妙な話です。
50mlほど抜かれた血液は赤い箱に収められ、セルソース社に送られます。約3週間かけて、成長因子のバイアルに精製されるとのこと。今から楽しみです Photo by F.Y.
バイアルを作ってくれるセルソースの創業者である裙本理人くんもまた同じトライアスロンチームALAPAの仲間。同じチーム内で、需要と供給と治療が完結してしまうのですから面白いものです。次のステップに進んだら、またこちらで報告しましょう。
試乗したデリカD:5 Photo by Ferdinand Yamaguchi
さて、それでは本編へと参りましょう。今回お送りするのは、三菱の最強古参兵。デビュー20年目の「デリカD:5」試乗記であります。







