フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

シトロエンのブランドのど真ん中にあるクルマ、それが「シトロエン C3」。魔法の絨毯の如き乗り心地の良さは、前回の試乗記に書いた通り。実はこのクルマ、欧州では全販売台数の3分の1を占める"金看板"であり、インドやブラジルにまで戦線を広げる"先兵"でもあるのです。そしてちょっと驚くのは、いまどきスイッチではなくキーを回してエンジンをかけるクルマであること。矛盾を矛盾のまま包み込むシトロエンというブランドの面白さを、インタビューを通して探っていきます。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)

バイク用インカム、「ビーコム一択」の時代が終わった

 みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。
 今週も明るく楽しくヨタ話から参りましょう。

 林道俳優・大鶴義丹氏と、新型通信機器のテストを兼ねて軽めの林道ツーリングに行ってきました。

都心から1時間ほどの林道へ。この日は天気がよく、気温も19℃まで上がりました。木漏れ日が気持ちいい都心から1時間ほどの林道へ。この日は天気がよく、気温も19℃まで上がりました。木漏れ日が気持ちいい Photo by Ferdinand Yamaguchi

 今やツーリングの必需品となったバイク用インカム。今までは「ビーコム一択」という感じだったのですが、最近になり周りのバイク乗りが続々とCardoなるブランドへ乗り換え始めました。聞けば音質がよく、特に複数台での使用時に通信が安定しているとのこと。仲間はずれになるのはイヤですから、私も慌てて入手しました。

大鶴氏に半ば強引に勧められたのですが、なるほどこれはよく聞こえます大鶴氏に半ば強引に勧められたのですが、なるほどこれはよく聞こえます Photo by F.Y.

 いやいや、驚きました。JBLサウンドを採用しているので音質がとにかく良い。

「Hey Cardo」で始まる自然音声操作も正確で、グローブをしたままボタンを探さずに使用できるのは非常に便利です。

今回は2台の走行だったので、メッシュ通信の強みを見ることができませんでした。次回の大人数ツーリングが楽しみです今回は2台の走行だったので、メッシュ通信の強みを見ることができませんでした。次回の大人数ツーリングが楽しみです Photo by F.Y.

 音に厚みがあり、ナビ音声も音楽も聞き取りやすい。「道具」としての完成度はかなり高いと言えそうです。もちろん今までのビーコムが劣っているというわけではありませんが(半年前までは、勤務先のバイク仲間にビーコムを勧めていましたし……)、大人数で走り、またオーディオや電話の音質にこだわるライダーにはCardoをお勧めしたいと思います。林道仲間の“大量移動”は、流行というより実用で選ばれた結果でしょう。

 ということで本編へと参りましょう。

シトロエン「C3」シトロエン「C3」 Photo by F.Y.

 シトロエンの大黒柱「C3」のインポーターインタビューです。