ウォール街でズレが生じつつある。株式投資家はまるでイランとの戦争などなかったかのようにすでに祝賀ムードに沸いているが、他の市場はより慎重な姿勢を示している。米主要株価指数のS&P500種指数とナスダック総合指数はいずれも過去最高値を更新している。一方で、中東のエネルギーインフラが受けた長期的な被害への懸念から、原油先物の期先物は開戦前の水準を大きく上回ったままだ。米国債利回りも高止まりしており、投資家はインフレ率の上昇によって米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが困難になることを懸念している。これらの市場動向を総合すると、ウォール街の専門家は、たとえ米国とイランが最終的な和平合意に達したとしても、世界経済が戦前の状態に戻るだけとは考えていないことがうかがえる。
米株は再び最高値更新も債券投資家は様子見
米国債利回りと原油先物はイラン戦争開始前の水準をなお上回る
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