4月から新生活が始まり、ひとり暮らしを始めた人も多い時期。子どもが、家を出て、「ちゃんと食べているかな」と気になっている親御さんも少なくないでしょう。実際、いざ自炊を始めようと思っても、「何から始めればいいのかわからない」「続けようと思ったのにうまく回らない」という人は多いもの。そこで今回は、令和の自炊バイブルとして版を重ねる『てんきち母ちゃんの自炊練習帖』(ダイヤモンド社)の著者“てんきち母ちゃん”こと井上かなえさんに、自炊初心者でも無理なく自炊を続けるためのヒントを伺いました。(取材・構成 ダイヤモンド社 書籍編集局 井上敬子)
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自炊の入口は「ご飯を炊くこと」
自炊を始めたいけれど、なかなか続かない。
そういう人に私がおすすめしたいのは、まずは「ご飯を炊くこと」。
娘たちが一人暮らしを始めたときにも、私は「とりあえずご飯を炊きなさい」とお米を送っていました。3合くらいまとめて炊いて、小分けにして冷凍しておく。まずはそこからです。
ご飯が家にあると、それだけでかなり違うんです。
朝でも、疲れて帰ってきた夜でも、家にご飯があるとすぐにレンジでチンして温かいご飯が食べられます。納豆でも卵でも、何かのせればすぐに食べられる。まずは本当にそれだけでもいいと思います。
最初は、卵かけご飯だったとしても、少し慣れてくると、「じゃあ卵を焼いてみようかな」となりますし、それがうまくいけば、次はハムも入れてチャーハンを作ってみようかなとなる。少しずつ広がっていくんですよね。
拙著『てんきち母ちゃんの自炊練習帖』にも、卵とハムだけで作れるレシピとして「ベトナム風オムレツ」や「レンジ天津飯」「ハム玉ぞうすい」「バター醤油のオムライス」の4つを載せていますから、このくらいはすぐに作れるようになると思いますよ。
ご飯のお供になるものを常備しておくのもいいですね。
ウインナーだったり、明太子だったり、納豆だったり。そういう「自分の好きなご飯の友」があると、やる気もおきますよね。そのまま、あるいは焼いたり、温めたりするだけで食べられるものを常備しておくと台所に立つことへの抵抗も減ると思います。
野菜も、最初はトマトやキュウリ、レタスなど、そのまま食べられるものを買っておくといいですね。
自炊というと、どうしても「ちゃんと料理しなきゃ」と思いがちですけれど、まず、ご飯を炊くこと。
それがいちばん最初の一歩だと思っています。
*本記事は、「1週間1500円で毎日おいしい! てんきち母ちゃんの はじめての自炊 練習帖」の著者に、本書の読みどころと自炊のコツをお聞きしたインタビューです。








