お子さんの初めてのひとり暮らし、ご自身の転勤、単身赴任など‥‥。新生活に向けて「自炊」の必要に迫られている方に!!「てんきち母ちゃんのはじめての自炊練習帖」は、料理家のてんきち母ちゃんこと井上かなえさんが、はじめてひとり暮らしをする娘さんに向けて作った本。夜ごはんを1食(主菜・副菜)200円前後、週1500円程度で作ることを目標に、ムリなく無駄なく、自炊を続ける様々な工夫や、簡単なのに味が決まる料理を提案しています。この連載では、本書からそのコツやレシピを抜粋して、紹介していきます。

料理する人でも、知らないこともある「超基本」
日常的にネットのレシピなどを見てお料理をしているという人でも、意外に知らない料理の超基本があります。これを知っておくだけで、料理の手間はぐっと減り、おいしさもアップします。
分量について
小さじ1=5ml
大さじ1=15ml
大さじ1=小さじ3と覚えておけば、小さじだけでも量れます!
ちなみに、小さじ1はペットボトルの蓋でもほぼ代用可です。
カップ1=200ml
液体を量る時には、真横からメモリを見るようにするのが大事です。
少々=親指と人差し指でつまんだ量
ひとつまみ=親指と人差し指と中指でつまんだ量
加熱についての目安
強火、中火、弱火の正確な意味を知っていますか?
強火
炎が鍋底に広がっている状態。IHの場合、10段階調節で7~9が目安。
鍋底から横に火が出ているのは強すぎなのでNG
中火
炎の先が鍋底に触れるか触れないかの状態。IHの場合、10段階調節で4~6が目安。
弱火
炎の先が鍋底に触れていない状態。IHの場合、10段階調節で2~3が目安。
もっと弱く、消えるか消えないかくらいの状態は「とろ火」という
つまり、強火・弱火は、炎の固有の状態というわけではなく、鍋の大きさで変わるということです。また、IHは機種により異なるので取説を確認してください。
*本記事は、「1週間1500円で毎日おいしい! てんきち母ちゃんの はじめての自炊 練習帖」より、抜粋・編集したものです。