「返信は明日でいいから」とやさしさくメールしたつもりでも、深夜や休日の通知ひとつで、部下の休息は簡単に途切れてしまいます。上司の都合で部下のオフを奪わないために、いま見直すべき習慣とは何でしょうか。
SNSでビジネススキルについて情報発信を行い、総フォロワー数が37万人を超え、『コンサル時代に教わった 仕事ができる上司の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった、誰でも「しごでき」になれる令和リーダーの基本を本記事で紹介します。

「休日にメールを送る人」がヤバすぎる理由とは?

「返信不要です」も意味がない

「思いついたときに指示を出しておかないと、忘れてしまう」

「部下には『返信は明日でいいよ』と伝えているから、夜中に送っても大丈夫だろう」

そう考えて、深夜や休日にメール・チャットを部下に送ったことはないでしょうか。

しかし、上司から通知が来た瞬間、部下の脳内には「何かあったのか?」「怒られるのか?」「緊急対応か?」という緊張が走ります。

たとえ文末に「返信不要です」と書いてあったとしても、通知が来た時点で部下のプライベートな時間は中断され、仕事モードに引き戻されてしまうのです。

部下の「オフ」を守るのも、上司の仕事

「忘れないうちに送りたい」というのは、上司の都合です。

部下の休息を邪魔してまで優先すべきことではありません。

また、「チャットを見なければいいだろう」と思う方もいるかもしれませんが、業務外の時間にチャットやメールを見るか見ないかは個人次第なので、上司がコントロールできるものではありません。

では、どうすればいいのでしょうか? 現代のチャットツール(Slack、Microsoft Teams、LINE WORKS、Google Chatなど)には、ほとんどの場合「予約送信機能」がついているのでぜひ活用してください。これはメールも同様です。

夜の22時にふとアイデアを思いついたり、指示漏れに気づいたりしたときは、その場で文章をつくっても構いません。

送信ボタンは押さず、「次の始業時間(例えば月曜日の朝9時)」に予約設定をしてPCを閉じるのです。

こうすれば、あなたは「伝えるタスク」を忘れることなく手放すことができ、部下も休日の通知に怯えることなく、勤務日の朝一番にフレッシュな頭で指示を受け取ることができます。

「自分の都合で、部下の時間を奪わない」「テクノロジーを使って、お互いの精神衛生を守る」ということが、上司のするべき「配慮」なのです。

(本記事は、書籍『コンサル時代に教わった 仕事ができる上司の当たり前』から一部を抜粋・編集し作成しました)