中国の独裁体制を維持するための安価な労働力に、西側諸国の豊かな生活が完全に依存してしまっている。このグロテスクな融合こそが「不当な平和」の正体だ。近い将来、中国が台湾に手を伸ばした時、我々は第三次世界大戦の恐怖に屈し、台湾を見捨てて全体主義システムにひれ伏すのか。ティール氏は最後に、最前線に立つ日本への期待と、聖書を用いた最大の警告を放つ。

 日本について、私はこれを単なる「問い」として残しておきたいと思います。私は、日本こそが「中国との不当な平和」との戦いにおける、アメリカにとって最大の同盟国であると考えています。

 しかし同時に、常に問わなければなりません。私たちのすべての国において、この不当な平和について正直に語ることを止めている勢力は誰なのか、何なのか、ということです。

日本は中国に
取り込まれているのか

 日本においてさえ、この国で最も裕福な人々は、(中国で)安価な衣類を製造したり、中国のテック企業に投資したりすることによって、中国との関わりで富を築きました。

 これは日本批判ではありません。日本は、地球上のどの国よりも、この不当な平和について語る意欲がある国です。

 しかし、もし日本においてさえ、最も成功した資本家たちが中国に(構造的に)取り込まれているとするならば、その勢力が世界中でどれほど強力であるかを示唆しています。中国との不当な平和という問題は、世界が直面している極めて大きな問題なのです。

 ですから、最後に、キリストがマタイによる福音書24章6節で語った預言を思い出してほしいと思います。

「戦争のことと、戦争の噂とを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない」

 不当な平和に、甘んじてはなりません。

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