「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【蛙化を防ぐ】「育ちがいい人」の親が食卓で教えていた、4つのルールPhoto: Adobe Stock

食べ方が汚すぎる先輩

「先輩、こんな食べ方しちゃうんだ……。」

先日行った食事会で、5年ぶりに高校時代の先輩と再会した。

その人は、容姿端麗で後輩にも優しい。話も面白くて、一緒にいるだけでなぜか楽しい。
同性にも異性にも、人気者の先輩だった。

私はその先輩に会えることをとても楽しみにしていて、ウキウキで会場に向かった。
席に座ってしばらくすると、その先輩が会場に入ってきた。
高校時代と何も変わっていない、憧れの先輩そのままだ。
そしてなんとその先輩は私の隣の席に座った。

「今日は先輩とたくさん話せそう!」

そんな風に思っていると、最初のサラダが運ばれてきた。
早速食べ始めると、その先輩は肘をつき、くちゃくちゃと音を出して食べ始めた。

「……あれ?」

気のせいだと思おうとしたが、食事が進むほど、その違和感は消えなかった。
そして、最後のパスタが出てくると、その先輩はズルズルと麺を吸いながら食べ始めたのだ。

「あんなに憧れていたのに、先輩ってこんな食べ方しちゃうんだ」

その思った瞬間、先輩への憧れの気持ちがすっと引いていった。
まさに「蛙化現象」である。

どんなに容姿が淡麗で、性格がよくても、食べ方ひとつでどこか残念な印象を与えてしまう。

そして怖いのは、大人になると、「食べ方変だから直しなよ」とは誰も言ってくれないことだ。
だからこそ、「相手を不快な気持ちにさせない食べ方」を身につけることは大切だ。

食事のマナーを守ろう

小学校入学前後から知っておきたいルールや習慣を93個紹介している本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には「しょくじのマナーをまもろう」という項目がある。
 

【蛙化を防ぐ】「育ちがいい人」の親が食卓で教えていた、4つのルール『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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① ごはんの まえに てを きれいに あらおう。
② くちを とじて しっかり かんで たべるよ。
③ くちの なかの ものを のみこむまでは しゃべらない。
④ たべおわったら 「ごちそうさまでした」と いおう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

どれも特別なことではない。
だが、この「当たり前」を当たり前にできるかどうかが、印象を大きく分ける。

食べ方は、一瞬で人に伝わる。
そしてその印象は、あとから取り戻すのが難しい。

だからこそ、子どものうちから、
「相手を不快にさせないふるまい」を身につけておくことが大切だ。

小さな習慣の積み重ねが、
大人になってからの“あれ、この人素敵だな”という印象をつくっていく。